現代において「自給自足」の生活は可能か?

現代の目まぐるしい生活の中で、時々、慌ただしい都会から飛び出し、ネットから離れて、シンプルな自給自足生活を送りたいと思いませんか?しかし、今日の日本で、そんなライフスタイルを送ることは可能なのでしょうか?

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その答えは、ずばりイエスです。これほど発展した日本でも、自給自足で生活することは可能です。もちろん、簡単にというわけではありません。そこでこの記事では、自給自足生活を始めるにあたってのアドバイスについてご紹介していきます。

まず、自給自足生活を始めるにあたって、一番はじめに確保すべきなのが「水」です。水を確保するために、地下水を汲み上げるポンプか、雨水を溜めるタンクを設置しましょう。さらに、大型で高性能、バッテリー保存容量の大きいソーラーパネルも必要になります。

その後、これらの設備がどのように機能しているのか徹底的に学び、実践経験を積んでおきましょう。今後パーツの交換が必要になった際は、自分の所有地内で見つかる物のみで対応できるようにしないといけませんからね。

次に、野菜や果物を栽培するため、そして牛や鶏、その他の動物を飼育するために十分な「土地」も必要です。さらに、飼料となるための牧草や種を育てる広大なスペースも確保しなければなりません。

汲み上げポンプと雨水タンクの水量で間に合わなければ、農地を灌漑する為に十分な「降雨量」も必要です。動物を治療し、そのための薬を作るには、動物科学と薬理学の短期集中コースを受講しておくといいでしょう。

真剣に社会から独立して生活するには、完全に自給自足でなければなりません。ヴィーガンでも無い限り、果物、野菜、穀物、そして肉や乳製品の為の畜牛の生産全てに携わることになります。さらに、全てに個別の土地を用意しなければなりませんし、農作物をうまく栽培するためには、十分な降雨量と日照時間といった気候条件も重要になってきます。

また、ごみの埋め立てにも広大な土地を確保する必要があります。廃棄物の管理にはそのための施設を建設する必要が出てくるでしょう。ところが、ここまで独立できてもなお、土地の固定資産税や地方税を支払わなければなりません。税金からは絶対に逃れられないのです。

 

つまるところ、現代で”完全”に自給自足生活を送ることは不可能です。もし自給自足生活に憧れる気持ちがあるのなら、できる限り、田舎の方へ移住してみましょう。ただし、それでも常に何かや誰かに頼って暮らしていること、人間一人では生きていけないことを忘れないでくださいね。

中には、他人との関わりを避けて暮らす人もいますが、人間社会から離れた生活は、実際にやってみると意外と孤独かもしれません。何日も、もしかしたら何週間も人間と会わないこともあるからです。

自給自足の生活は、日本でもある程度は実現可能で、できる限り自然に近い生活を送ることができます。こうしてみると、自給自足生活は大変でしょうが、やり甲斐はありそうですね。デジタル化された人たちには全く理解できないことかもしれませんが…。